難病と向き合い、闘いながら
小説家としてご活躍をされている
市川沙央(さおう)さん!
市川沙央さんご自身が執筆された小説
『ハンチバック』が見事
第169回芥川賞に選出されました!
そんな市川沙央さんですが
これまで長年、難病と言われている病気を
抱えながら生活をされてきました…
今回は、市川沙央さんが患っている
病気の名称や病気の概要、
そしていつからこの難病と闘いながら
小説を書いていたのかなど
紹介していこうと思います。
市川沙央の病気名は『ミオパチー』!?
市川沙央さんは
という筋疾患の病気を長年抱えていらっしゃいます。
このミオパチーという病気は
難病と位置付けられており、
普段の日常生活でも人工呼吸器と電動車いすを使用しなければ
満足に生活ができないほどの重病とされています。
難病の先天性ミオパチーを抱え、
普段から人工呼吸器と電動車いすを使用。
引用元:毎日新聞
持病がない人からは
想像ができないほどの
過酷な人生を送られてきたのだと
思われます…
『ミオパチー』とはどういう病気?
『先天性ミオパチー』という病気は
簡単に要約しますと
・筋力の低下
・呼吸障害
・発育や発達の遅れ
・脊椎変形
などが生じてしまう深刻な病とされています。
“先天性”という名前が付いているとおり、
新生児期ないしは乳児期から
その症状が現れてしまうそうです…
先天性ミオパチーは、
骨格筋の先天的な構造異常により、
新生児期ないし乳児期から
筋力、筋緊張低下を示し、
また筋症状以外にも
呼吸障害、心合併症、関節拘縮、側弯、
発育・発達の遅れ等を認める疾患群である。
引用元:難病情報センター
非常に重い病
であることがわかります…
市川沙央は幼少期から難病と診断!?
引用元:NHK首都圏ナビ
市川沙央さんは、幼少期の頃から
この難病である『先天性ミオパチー』
であると診断されたと言われています。
その後、中学時代では
心肺機能がだんだんと低下してくるようになってしまい
横になる際には、人工呼吸器を使わなければままならない
生活となっていってしまったそうです。
市川さんは幼い頃に難病と診断され、
中学時代から心肺機能が低下し、
横になる時は人工呼吸器を使う生活になった。
引用元:毎日新聞
若くして人工呼吸器が
必要となる重病…
聞いているだけでも、つらいです…
10代後半からは電動車椅子での生活となる
その後、10代後半となった市川沙央さんですが
ミオパチーの病はどんどん進行していき
外出時などは、電動車いすでの移動を
余儀なくされるようになってしまいます。
10代後半からは
電動車いすでの移動で
外出も思うようにできなくなった。
引用元:毎日新聞
10代後半という年頃の時期に
体が思うように動かなくなってしまい
人工呼吸器もつけざるを得ない生活…
本当に常人には想像もできないほど
過酷極まりない生活をされてきたのだろうと
感じてしまいます。。
五体満足がいかに
ありがたいことなのかが
身に染みて感じます…
20歳頃から小説を書き始める
先天性ミオパチーという難病を抱えながらも
市川沙央さんは、20歳を過ぎた頃から
小説を書き始めるようになります。
当時、作家の島田雅彦さんや
大江健三郎さんの作品を愛読していたようで
そこから小説に興味を持ち始めるようになったことと
自分なりの仕事を求めてのことでもあったそうです。
市川沙央さん(43)は、
作家の島田雅彦さんや
大江健三郎さんの作品を愛読し、
20歳を過ぎた頃から小説を書き始めたという。
引用元:讀賣新聞
難病に立ち向かいながら
自分にできることを模索する姿勢
本当にすごいことだと思います
20年以上、小説を書き続ける
20歳を過ぎたあたりから
小説を書き始めたという市川沙央さんですが、
そこから20年以上もの期間、小説を書き続けていきました。
始めの頃は『純文学系』の小説を書いて
新人賞を目指して執筆をしていましたが、
こちらは思うように筆が進まなかったようで断念します。
それ以降は、慣れ親しんできたとされる
SFものやファンタジーなどのジャンルにターゲットをしぼって
小説を書き続けてきたと語っています。
また、執筆作業には
背骨に負担がかからないよう
小さくて軽い『iPad mini』を
愛用されているそうです。
最初は純文学系の新人賞に挑戦するも
筆が進まず断念。
以降は慣れ親しんできたSFやファンタジー作品など
ライトノベル系を中心に新人賞を目指して
20年以上書き続けてきた。
湾曲した背骨に負担がかからないよう、
もっぱら執筆に使うのは
小さくて軽い「iPad mini」。
引用元:毎日新聞
体が不自由なのにも関わらず
20年以上も小説を書き続ける
胆力と精神力…
すさまじすぎます、、!
難病と闘いながら芥川賞を受賞!
そして来たる2023年7月
43歳となった市川沙央さんですが、
ご自身が執筆した小説
が見事に第169回芥川賞に受賞されました!
第169回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)
の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、
芥川賞は先天性の難病で
身体に障害のある市川沙央さん(43)の
「ハンチバック」(「文学界」5月号)
に決まった。
引用元:東京新聞
本当に、おめでとうございます!
難病に屈さず、20年以上に渡り
小説を書き続けてきた市川沙央さん。
その成果が報われて、
芥川賞を受賞するという
すばらしい結果につながって
本当に良かったと自分は心底思います。
ネット上では祝福の声
難病を抱えながらも小説を書き続け、
第169回芥川賞を受賞した
市川沙央さんに対して、ネット上では
称賛や祝福の声が相次いでいました。
第169回芥川龍之介賞は、市川沙央さんの「ハンチバック」に決定しました。市川さん、おめでとうございます! #芥川賞
— 日本文学振興会 (@shinko_kai) July 19, 2023
芥川賞は、市川沙央さんの「ハンチバック」に決まりました! おめでとうございます。僕が推したのもこの作品で、今日は選考委員を代表して記者会見もしました。ご本人にも会えて、お祝いを伝えられて良かったです。
— 平野啓一郎 (@hiranok) July 19, 2023
市川沙央さんの『ハンチバック』芥川賞受賞おめでとうございます。心から嬉しい。
— 小林 司 (@mosatsu_p) July 19, 2023
改めて、市川沙央さん
第169回芥川賞受賞
おめでとうございます!
市川沙央のプロフィール
それでは最後に
市川沙央さんのプロフィールを紹介して
終わりにしたいと思います。
名前:市川 沙央(いちかわ さおう)
生年月日:1979年
年齢:43歳
在住:神奈川県
学歴:早稲田大学(2023年卒業)
職業:小説家
受賞歴:
文學界新人賞(2023年)
芥川龍之介賞(2023年)
作品:ハンチバック
今後もお身体に気をつけて
小説家としてさらなるご活躍を期待しております!
最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは次回もまた
よろしくどうぞ!!
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