プルルルル~
なつかしの黒電話
はい、もしもし
磯野、野球の時間だぜ?
まぁよくある電話での一幕ですね
だがしかし
この何気なく何も考えずこれまで電話で使用してきた
「もしもし」
という謎のワード
これは実際のところ
何を意味しているのでしょうか?
そしてなにゆえ
これほどまでに浸透して使われているのでしょうか?
別に電話に出る時は「もしもし」と言うのよ
なんて学校や親から教わった記憶もないですし
おそらく大半の方は
右へ倣え(ならえ)の状態で「もしもし」されていることかと思います
わてもいつから「もしもし」し出したか覚えとらんです
今回はこの電話での公用語ともいっていい
「もしもし」の秘密について探ってまいりましょう
電話の始まり
なんか電車のホームとかにありそうなやつ
日本で電話が使われ始めたのは
1890年(明治23年)と言われており
そのときは東京と横浜との間にて電話がつながったそうです
てっきり自分の超勝手な印象では電話が誕生したのは
いいとこ昭和初期くらいからかな?とか思ってたのですが
まさか明治の時代に電話が使用できていたとは…!!
まさに文明開化の時代ですな
たとえ当時は東京と横浜間のみという近距離とはいえ
その場にいない人とお話しできるなんていうのは
おどろきと感動のハッピーセットだったことでしょう
正直いまでもシンプルに電話ってすげぇ技術だなって思いますもの
ただし、電話が開通した当初では
直接話し相手に電話をかけることはできずに
その間に「電話交換手」なる人が存在していました
当時はこの電話交換手に
つないでほしい相手の番号を伝えたのち
電話をするといった流れだったそうです
なんか知らない人が最初出るという
ワンクッションが入るのは
ちょっぴり緊張しますな。。
■日本での電話の始まりは
1890年(明治23年)
※約130年前ぇェェ!?
■最初は、東京と横浜間までの
通話距離であった
う〜ん、いまだと短すぎてクレームですな
■当時は電話交換手という
電話をつなげる役割の人がいた
いまでいう自動音声を1回挟む的な感覚ですかね
「もしもし」ではなく、「おいおい」だった!?
いまでは当たり前のように電話の際使用されている
「もしもし」ですが
なんと当時は
「おいおい」や「こらこら」
なんていうちょっと品に欠けた言葉が使われていたそうです
この現代にて電話に出る時
「はい、おいおい」
なんて言ったら相手は高確率で間違い電話をしてしまったと思うことでしょう
もしくはヤ○ザにでも電話してしまったのか!?と思うやもしれません
なのでイヤな人から電話がかかってきたら試してみるのもいいかもしれません
もちろん自己責任でね
ちなみになぜ当時の電話では
「おいおい」なんていう
あまり印象がいいとはいえない言葉が使われていたのでしょうか?
いまでは電話は無料でも利用できちゃうものですが
当時の電話はそれはもう一部の大富豪しか使用できない
超高級品といっていいものでした
驚異の15万円ッッ!!
お、俺の手取り全額じゃねぇか!?
いまのご時世でこの金額だったら
わたしを含め一般リーマンの
給料のほとんどをお電話にて持ってかれてまう…
電話してちょ〜だぁい♪
ちなみに東京から横浜間での通話では
5分で¥2,250円相当かかっていたそうで、、、
1分あたり¥450円…ジーザス
こわすぎて電話できましぇん…
まぁそんな凡人にはまったくといって手が出せない革命品だったわけで、電話持ってるだけで
みたいな感じだったんでしょうねこれも偏見ですけど
そんなこんなで「おいおい」の話に戻るのですが
そんな貴公子のような人しか持っていない電話なわけなんで
やっぱちょっとね、発言が上から目線チックになってしまうのは致し方ないことでしょう
だいたいの長者番付の方々は
電話をする際の第一声に
「おいおい」という言葉を発していたそうですね
そんな感じで当初の電話でのファーストボイスは
「おいおい」が主流であったんですね
「おいおい、2番につないでくれや」
みたいなえらそうな感じで言ってたんですかね
※金持ちに対する憎悪がすごいぞ
「おいおい」から「申します、申します」へチェンジ
「おいおい」より「申します、申します」の方が好きです
第一声が「おいおい」
であった当時の電話の会話でございますが
そこからどういう経緯で
「もしもし」に変わっていったのでしょうか?
「おいおい」だったら近しい言葉で
「へいへい」とか「あいあい」とかに
変わっていきそうな印象だけどね
前述でもお話ししましたが
当時は電話をする際、「電話交換手」という
電話をつなげる中継ぎみたいな人がいたわけですが
電話が初めて使用され始めた頃は
男性が行なっている仕事でもあったため
気兼ねなく富豪の方々も「おいおい」などという
女性にだったら嫌われそうな言葉を発せられていたわけですね
かわいい
ちなみに金持ちから
「おいおい」と言われた電話交換手の方は
そのあまり気分が良くならない言葉に対しても
とお返しの言葉を送っていたそうです
いやぁうん…そんなお世辞たっぷりの言葉で返しちゃうと
ますます金持ちマンの「おいおい~!!」がヒートアップしちゃいそうな感じがしますけどね。。
これがいまもなお続く格差社会…
しかし時が経ち、明確な理由やきっかけはわかりませんが
「電話交換手」って女性の方が良かない?
みたいな風潮となり
ほとんどが女性の方が担当することになったそうです
着物姿の別嬪(べっぴん)さんがこんなに
そしてやはり女性というのは
いつの時代も気品があるものですね
「おいおい」などという
輩感が出てしまうような言葉は使わず
電話交換手として
中継ぎの役割をする際の言葉として
という丁寧な謙譲語を使用していたそうです
さすがは大和撫子(やまとなでしこ)です
この日本ならではの丁寧な言葉遣いに
成金の方々もきっと心を打たれたのでしょう
金持ちの表現が
悪意むき出しになってきたな
「おいおい」なんて横暴的な言葉はやめて
わしも「申します、申します」と
紳士な言葉を使おう、と
ここはあくまで個人的な妄想です
いやでもちょっとこれだと堅苦しすぎるし
ワードも長めだな…
よし、ここはちょっとハショって
にしよか
といった流れでおそらく
「申し、申し」が電話をする際
第一声の代表言葉となっていったことでしょう
ここも完全なる個人的な妄想です
※確証は皆無です
「申し、申し」からの「もしもし」
まぁではということで
当時の億万長者になったつもりで
とね、電話をかける真似をしてみましょう
「申し、申し」
別にこれ億万長者になったつもりになる必要なかっただろ
すなわちいまでも電話で使われている
という言葉は
1番初めはまさかの
という輩ワードから始まり
女性の参入により
となり
それをちょっとハショった言葉で
そしてそれを誰かが聞き間違えて
となっていったのではないか?と思います
またしても最後に妄想入りました
いやしかしまさかの「もしもし」の誕生に
このような背景があったなんて
ちょっと驚きでしたね
そしてやはりもう当時から電話の受け手役は
女性の方が良きっていうのはあったんですね
これまたかわいい
いまでもやっぱ女性の方がコールセンターなどに従事されている方が多いと思いますし
何よりやっぱ女性が電話に出てくれた方が
なんか安心感が出るといいますか
なんか少し緊張がやわらいで心が優しくなれるような感じになれますよね、俺だけかな?
なんにせよ
電話の際深く考えずに手軽に利用できる公用語として
「もしもし」を作り上げてくれた
日本の女性には感謝感謝ですね
だって実際「もしもし」に代わる言葉を考えろって言われても
咄嗟(とっさ)に出てこないですもんね
いいとこ「はい、どうも」くらいですかね?
う〜ん…なんか違うね
まぁビジネスの場面であったら
「お世話になっております」とかよう使いますが
それ以外だとやはり
「もしもし」一強みたいなところがありますね
あと現代ですと「もしもし」って
みたいな表現としても使えますからまぁ便利ですよね
自分の声が相手に届いてないと思った時や
相手の声がうまく聞こえないときとかに
「あ、もしもし?」
「もしも〜し??」
なんていういろんな意味での「もしもし」を活用することがあると思います
この「もしも~し??」は
けっこう使いまんな
ちなみに当時は
電話ではなく直接的な会話にて
人を呼びかけるときなどにも
「もし」や「もしもし」が使用されていたそうです
万能性がすごか言葉ですなホンマに
そりゃあいろんな人が使いますわな
まぁそんなこんなで今回は
電話で誰もが使っている
について紐解いてまいりました
最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは次回もまた
よろしくどうぞ!!
コメント
最初は、1890年とはね~。誰が、どんな通話内容で使っていたのかね、恐ろしい金額を払って!!
昭和マンは、何と言ってもあのダイヤル式の黒電話の回して戻る時の「ジィ〜」っという音にノスタルジアを感じずにはいられまへん。
あのダイヤル式の電話最初どうやって使うのかわからんくて苦労した記憶があるなぁ…
まさにアナログ時代の象徴のような電話であったよね笑
そう思うと、いまはワンプッシュで無料で電話できるわけだからホントに便利になりましたな。